電気料金の見直しをしたい人必見!高圧と低圧の違いを解説

電気料金の見直しをしたい人必見!高圧と低圧の違いを解説

皆さんはご自身の契約している電力が「高圧」か「低圧」か、ご存じでしょうか。一般の消費者はもちろん、ビルオーナーであっても電力契約の詳細を正しく把握している人はそれほど多くないかもしれません。実は電力の料金プランは、電圧の区分によって異なります。そのため、電気料金の見直しをする場合、まずはこの電圧について調べてみるとよいかもしれません。この記事では、高圧と低圧の違いや自分の契約している電圧を見分ける方法、さらに電圧が違うことでどのように料金に差が出るのかを解説していきます。

高圧電力と低圧電力の違いとは?

そもそも、自身が利用している電力が「高圧」か「低圧」かについて、考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。確かに高圧電力か低圧電力かについて知らなくても、生活するうえで困ることはほとんどありません。

しかし、電気料金プランを見直し節約したいと考えるのであれば、高圧と低圧の違いを知っておきたいところです。高圧電力と低圧電力の違いは、おおまかに分けると以下の3点です。

(1)契約電力

高圧電力:50kW以上

低圧電力:50kW未満

※数値はおおよその目安です

(2)受電の方法

高圧電力:キュービクルでの受電

低圧電力:柱状変圧器で変圧された電気を受電

(3)変圧の必要性

高圧電力:キュービクルでの変圧が必要

低圧電力:受電した電気をそのまま使える

キュービクルこと、キュービクル式高圧受電設備とは6,600Vという高圧で送られてくる電気を100・200Vに変換する、箱のような設備のことです。一般的に、低圧電力は商店や一般家庭などの小規模な建物、高圧電力は病院や工場などの大型施設で利用されています。

高圧電力の自由化は2004年からスタート

2016年、電力の自由化に関するニュースが各メディアで大きく取り上げられました。このときに取り上げられたのは低圧電力で、主に一般家庭向けの電力です。病院や工場など大型施設で利用される高圧電力については、さらに以前からすでに自由化が進んでいました。

まずは2000年に「特別高圧電力」が自由化され、2004年から「高圧電力」が、そして最後に2016年の「低圧電力」と、電力の自由化は段階的に進められてきたのです。一般的に、電力自由化という言葉は急に出てきたように感じるかもしれませんが、日本では10年以上の年月をかけて、自由に電力会社を選ぶための制度がつくられてきた歴史があります。

高圧?低圧?電力契約の調べ方

ここまでで「高圧電力と低圧電力の違い」と「電力自由化の歴史」について説明しました。実際に自分が利用している電力が低圧か高圧かは、主に以下2つの方法で見分けることが可能です。

  1. キュービクルの有無を確認する
  2. 電気ご使用量のお知らせ(低圧)・電気料金等請求書(高圧)を確認する

高圧と低圧の調べ方として簡単なのは、キュービクルの有無を確認する方法です。キュービクルとは、主に屋外に設置される高圧電力を変圧するための設備。このキュービクルがあるかどうかを確認すればすぐに電圧がわかります。

その他の確認方法としては、電気料金の明細書があります。高圧の場合は、明細書の「契約種別」の欄に「高圧」と記載がされているはずですので、手元に明細書がある場合はそちらを確認すると手っ取り早いでしょう。

高圧電力を扱う際の注意点

高圧電力を使用する場合はその敷地内に電気主任技術者を置く必要があります。もしもこの電気主任技術者がいない場合は、外部委託で人を雇う必要があるでしょう。その場合は新たに外注費用がかかってしまいます。

次に注意すべき点が、キュービクルの感電事故を防ぐために定期的なメンテナンスが必要だということ。高圧ケーブルのショート事故は、雨漏りや小動物の侵入などあらゆる要素で発生します。こういった事故を起こさないためにも、定期的なメンテナンスが電気事業法という法律で義務付けられています。ただ、メンテナンス工事といっても高額な費用がかかるケースはまれですので、費用についてはあまり心配する必要はないでしょう。

高圧電力の使用にあたっては、上記2点の対応が必須になるということを頭においておきましょう。

電圧によって料金プランが異なる

電気料金は、利用する電圧によって金額が異なります。そのため、電気料金の見直しを図るならまずは「本当に現在の電圧のままでよいのかどうか」を考えてみるのも、電気料金節約のひとつの方法でしょう。特に商業施設の場合、一般家庭とは比較にならないほど電気を使用することになるため、削減率は軽微であっても額にするとかなりの節約になる、ということがありえます。

高圧電力を選ぶうえで注意しておきたいのが、低圧電力と比べると固定費がかかってしまうことです。高圧電力を利用するためには、最初にキュービクルの設置費用がかかります。さらに、設置するだけでなく定期的な点検や管理など諸々の費用がかかることも忘れてはいけません。初期費用の他にも、定期的なメンテナンス費用がかかるのです。

一方、低圧電力は固定費がかからない点が魅力といえますが、高圧電力よりも1kWhあたりの電気料金が割高なことが多いです。そのため、長期的な視点で考えると、高圧電力を選ぶほうが料金を安くできる可能性もあるのです。

年間で使う電力量を考慮し、長期的な目線で高圧と低圧どちらがお得かをよく考えるのがよいでしょう。

コスト削減には電力会社の変更を検討しよう

ビルオーナーが電気料金の見直しをするにあたって、契約する電力会社の切り替えがコスト削減につながることは重要なポイントです。これは現在利用している電力が低圧でも高圧であっても可能性があります。特にこれまで電気の使用や契約について考えたことがなければ、ぜひ削減できるコストの試算をするのがおすすめです。

ただ、そうは言ってもいきなり自分で電気料金を計算するのは簡単でないので、まずはプロに相談するのがベストでしょう。東京ガスであれば、実際に電気料金のシミュレーションをするだけでなく、それぞれの電気利用者にとってお得なプランを提示することが可能です。シミュレーションや見積依頼の対応は無料のため、気軽に相談することができます。詳しくはこちら

電気料金のプランも種類豊富ですので、現在の電気料金に不満や疑問があれば、まずは問い合わせをしてみてください。

電気料金の見直しには電圧の確認から始めよう

自身の電力契約が高圧なのか低圧なのかを確認し、現在の料金プランが適切かを検討することはコスト削減につながります。まずは電圧の確認をし、必要に応じて契約を変更したり電力会社を変更したりといった対応を考えていきましょう。


参考:

 

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ビルオーナーの知恵袋 編集部
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