イメージアップにつながることも!知っておきたいオフィスビルの光熱費節約方法

イメージアップにつながることも!知っておきたいオフィスビルの光熱費節約方法

オフィスビルの支出の節約を考えたときに、対策のひとつとして思いつくのが「光熱費」です。テナントビルの場合には、光熱費を支払うのは入居企業ですが、光熱費節約のさまざまな方法を実行することにより対外的にも省エネへの取り組みを印象づけることができ、ビルのイメージアップにつながることも。今回は、オフィスビルの光熱費節約方法を具体的に紹介し、節約を行う意味や効果、注意点について解説します。

テナントビルの光熱費節約方法とは?

テナントビルの具体的な光熱費節約方法を紹介します。

方法① 節電機器やグッズの導入

消費電力の少ない機器や新型の電気製品、グッズなどを購入することで節電をする方法もあります。

  • LED照明・・・LED照明は同程度の明るさの白熱電球と比較して消費電力が半分以下に抑えられます。
  • エアコンの買い替え・クリーニング・・・エアコンは新型のものほど省エネ性能に優れています。また、フィルターの汚れやつまりなどでエアコンの効きが悪くなってしまい消費電力が大きくなってしまうため、クリーニングやフィルター清掃をすることで節電を図ることもできるでしょう。
  • ハイブリッドファンやシルバースクリーン、遮光カーテンなどの日よけグッズの活用・・・ハイブリッドファンを使って空気を循環させてエアコンの冷気を有効活用したり、シルバースクリーンや遮光カーテンで日よけをして室内の温度の上昇を抑えたりするなどで、節電の工夫をすることができます。

方法② ムダ使い防止を徹底する

日常においては、電気や水のムダ使い防止を徹底することも重要です。

  • 使用しないときはその都度電源を切る・・・使用しない部屋にエアコンや照明がついていたり、PCがつけっぱなしになってしまっていたりするケースは珍しくありません。ビルオーナーの場合にはテナント企業単位での努力目標にはなりますが、こうした意識の浸透も光熱費削減に貢献します。
  • エアコンの適正利用・・・適正な温度でエアコンを設定すること、室外機を暖めない(室外機に直射日光を当てない、室外機の吹き出し口をタオルなどで覆わないなど)といった対応により、エネルギー効率を高めることができます。

方法③ BEMSによる光熱費の見える化

BEMS(Building Energy Management System=ビルエネルギー管理システム)とは、エネルギーの使用状況を見える化し、一元管理するためのシステムです。エネルギーの使用状況を「見える化」することにより節電につながるのはもちろんのことですが、さらに設備更新の際に最適なスペックの機器を選択できるというメリットもあります。

方法④ 電力会社の変更

電力の自由化により、これまでの大手電力会社以外の新電力会社と電力契約を結ぶことが可能になりました。新電力会社では魅力的な料金プランを展開しているところもあるので、電気料金を削減できないか一度見積もりを取ってみるとよいでしょう。

例えば、所在地が関東の場合、東京ガスと電気の契約をすることも可能です。無料での見積もりにも対応しているので、興味のある方は一度お問い合わせされてみてはいかがでしょうか?(無料でのお見積もりはこちら

ZEB化・省エネ化の重要性について

光熱費節約の施策は、現在世界規模で取り組まれている環境への配慮にもつながるものです。ここでは、ZEB化・省エネ化の重要性について解説します。

ZEBとは?

オフィスビルでの節電が求められる中、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)に注目が集まっています。ZEBとは、快適な空間を確保しながらビルの年間の一次エネルギーの収支をゼロにするように目指すビルのことです。環境省の「ZEB PORTAL」によると、ZEBのメリットとして以下のような項目が紹介されています。

  • 光熱費削減
  • 快適性・生産性の向上
  • 不動産価値の向上
  • 事業継続性の向上
  • 環境配慮を対外的にアピールできる

省エネ化は社会的に求められている

地球温暖化対策やCO2削減など省エネ化への取り組みについては、国内だけでなく国際会議の場においても必要性が強く叫ばれています。特にオフィスビルは、2016年時点で日本国内のCO2排出量の約2割を占めています。1990年以降の経済成長のなか、産業部門でのCO2排出量が17%減少しているのに、オフィスビル部門においては66%も上昇しており、オフィスビルの省エネは、ビルだけの問題ではなく社会的に取り組むべき課題になっているのです。

光熱費節約の際の注意点

光熱費節約の際の注意点について紹介します。

快適性が確保されない節約は長続きしない

光熱費を節約する際に、快適性が確保されていない場合には対策が長続きしません。例えば、節電を意識するあまりエアコンの設定温度が適切ではなかったり、照明を間引いたことにより室内が暗くなってしまったりすると、業務効率が悪くなってしまい節約が長く続かないのです。

オーナーとテナント企業の両方にメリットがある方法を!

光熱費の節約は、オーナーとテナント企業の両方にメリットがある場合に、両者が積極的に取り組めるものになります。したがって、節電効果による光熱費の削減だけではなく、ビルの価値向上による集客力の増加やLED照明の導入による維持管理の低減などのメリットを享受できることが重要です。両者にメリットがあるように「グリーンリース契約」としてオーナー・テナント企業間で取り決めを行い、Win-Winの関係を目指す手法もあります。(参考:国土交通省「グリーンリース」)

光熱費は中長期的な視点で考える

光熱費の削減は、中長期的な視点で考えることが継続的な削減につながります。目先の節約にとらわれてしまうと、どうしてもコストの削減を優先してしまい、業務効率や労務環境などが軽視されがちです。中長期的な目標やビジョンを立てて、実行していくようにしましょう。

光熱費節約でコスト削減と社会貢献を

光熱費の節約には、節電器具の利用、ムダ使いの防止のほかに、光熱費の見える化や電力会社の変更といった方法があります。これらの対策はオーナー側で行うものと入居企業が独自に取り組むものとがありますが、重要なポイントは負担ばかり強いる節電は避けること、中長期的なスパンで考えることです。光熱費の節約は、コストの削減というビジネス的なメリットだけではなく、社会貢献活動という側面もあります。長期的な視点でビルのイメージを高めていくためにも、ぜひ積極的に取り組んでいきたいところです。

参考:

 

著者アイコン
ビルオーナーの知恵袋 編集部
本サイトでは、ビルオーナー様のお役に立てるような情報を幅広く発信させていただいております。

<ご相談窓口について>
電力に関するご相談は、法人・個人事業主のお客さま向け:電気に関するお問い合わせ専用フォームにて承っております。( https://krs.bz/tgform/m/power-mini01?e_372=8607
※上記窓口では、電力以外のご相談やご質問は承っておりません。予めご了承のほど、よろしくお願いいたします。

関連記事